ひとり暮らしに適したネット環境の模索 | 2020年2月

春に向けて引っ越しをすることになって、自宅のネット環境を整え直す必要がでてきた。いままではアパートに備わっていたネット環境が安価で快適だったから特に困ることがなかったけど、引っ越し先では自分で回線を用意しないといけない。そこそこ快適に生活できそうで、かつ気苦労が少ない選択肢を探した。

結論

L-02というルータ、あるいはその旧機種を単体で購入して、FUJI WifiのSIM200ギガプランと組み合わせて使うのが自分に適しているように見える。

選択肢

他にもいくつか選択肢はあるかもしれないけど、自分が検討したものをここに並べておく。

光回線

金銭面と工事の手間が気にならないのであれば、これが一番快適だと思う。また、既に建物に光回線が導入されている場合は工事の手間が省けるため、特に有力な選択肢になる。ただし、工事が不要な場合、ひとつの回線が住人全体で分配されているケースがある。建物の大きさにもよるけど、このケースだと通信速度が月額の通信費に見合わない可能性もある。
今回の場合は、回線設備をすべて自分で整えなければならず、めんどくさそうだったからやめた。

WiMAX 2+

そこそこの使い方をするのであれば、かつ自宅で問題なく電波が拾えるのであれば良さそう。自分では使ったことがないから下手なことは言えないけど、WiMAX (2+)は電波を掴みさえすれば快適という印象がある。それぞれのプロバイダで料金やキャッシュバックに差があるのはいいとして、基本的に契約期間に2年以上の縛りがあるのが引っかかる。ついでに、アフィサイトが多すぎてマトモな情報を拾うのに苦労しそうなのも好きじゃない。5年くらい前まで元気だった、キャリアスマホのキャッシュバックをゴリ押しする代理店みたいな空気を感じる。
いままで複数の人に『アパートの回線が悲惨だからなんとかしたい、どうしたらいいと思う?』と訊かれたときに無難な選択肢として勧めたことがあるけど、自分の使い方だと3日で10GBの通信制限を常に気にしないといけなさそうだったので今回は除外した。

ソフトバンク再販型SIM

最終的にこれに落ち着きそう。民泊系SIMとかWi-Fi型SIMとかっていろんな呼称があるけど、要はソフトバンクの純回線が使えるSIMカードをレンタルするやつ。FUJI Wifi が長いことサービスを展開している印象があるけど、最近ではバカみたいに随分といろんな会社が同じような謳い文句を並べているのが目につく。少なくとも選ぶのが面倒に感じる程度には選択肢があり、初期費用や月額費用、短期解約に伴う違約金は業者によって異なる。どことなく不自然な日本語が含まれるサイトが多く、詳細は知らないけど海外の業者が運営してるのかなあと思っている。

去年の10月から w/WiFi という会社の48GBプランを契約していて、メインスマホで半年弱くらい使っている。これまではいわゆる格安SIMばかり使っていたので、以前Y!mobileを契約していた頃を思い出しながら、純回線の快適さを享受している。おそらく回線の質はソフトバンクそのもので、旅行先での山奥を除けば通信エリアで困ることもなく、どの時間帯も安定した通信ができている。月に数十GB使っても通信制限は受けておらず、快適そのもの。これの大容量プランだったら固定回線として使えそうだと思っている。

もちろんモバイル回線だから数ミリ秒の応答速度が重要になるゲームとかには不向きだろうけど、ソフトバンクのエリア内であれば特に懸念はなさそう。問題はこのSIMカードをどうやって自宅用の回線として使うかという点で、メインスマホでテザリング、MR05LN あたりのモバイルルータとクレードル、はたまたHT100LN あたりのSIMカードが挿さるホームルータあたりを検討していた。
少し調べていたら、WiMAX 2+用に販売されている据え置きルータが安価に流通しているらしい。

この記事で紹介されているL-02 でもいいし、その旧機種にあたるL-01やL-01sでも良さそう。L-01とL-01sの違いは対応しているSIMカードの大きさぐらいだそうなので、これらに関してはどちらを選んでも問題なさそう。ただし、もともとはauの周波数帯に最適化された機種のはずなので、ソフトバンク回線との相性は不明。たぶんなんとかなる。

その他

再販型SIMはサービスとして真っ白ではないような気がするし、ややアクロバティックなことをしている自覚はあるから万人には勧めづらいけど、4月くらいからこの組み合わせで試してみる予定。ちょうどFUJI Wifiが4月末まで初期費用などが安くなるキャンペーン をやっているので、これに乗っかろうと思っている。