XPS 13 9360を指1本で開けるようにした
本体をバラして、ヒンジ部分のナットをほどよく緩めた。
かなり手間取ったけど、結果には満足している。
きっかけ
2ヶ月くらい前にRedditでそれらしい投稿を見かけてからずっと気になっていて、最近になって時間ができたのでやってみた。
投稿主はXPS 15 9560で試したらしいけど、リンク先に成功した機種がリストアップされている。
注意事項
4Kモデルではディスプレイが重いせいでうまくいかないらしい。
また、作業の過程で次のパーツを抜き差しするため、動作に支障が出る可能性があります。あくまで自己責任で。
- バッテリーケーブル
- ディスプレイケーブル
- ネットワークアダプタ
- ファン
用意するもの
どこの誤家庭にも転がっているものばかり。ちなみに僕はナットを緩めるところまで辿りついてから手元にレンチがないことに気づいたので買いに行きました。
- トルクスドライバー T5
- ドライバー PH00
- 六角レンチ 5mm
あと、根気と集中力が大事。
手順
ほぼすべて上のリンクの内容なので、そちらに従ったほうが手っ取り早い。あと、分解で手間取ったときにはiFixitのページ も参考になった。
裏蓋を開ける
トルクスドライバーで裏面にある8個のネジを取り外す。それから、中央のフタの中にもうひとつネジがある。あとはプラスチックカードなんかを使って開腹する。
バッテリーケーブルを外す
安全第一。
かなり硬かったから心が折れそうになったけど、iFixitに『If the connector is stubborn, push a little at one side, then the other, to “walk” it out of its socket.』ってあったから従ったらうまくいった。
ネットワークカードを外す
ネジを1個取り外して、ネットワークカード自体も外して宙ぶらりんにする。組み直すときに絶縁用の黒いピロピロの存在を忘れてて、ネジが入らないなあってなった。ヒンジのネジがうまく外せるなら飛ばしてもいい。
ディスプレイケーブルを緩める
ヒンジのナットを回すときに厄介なので、必要に応じてバッテリーを取り外したりしながらファンの周りを這っているケーブルを緩める。これについても、ヒンジのネジがうまく外せるなら飛ばしてもいい。
ヒンジのネジを外す
ディスプレイを90度に起こしてから、ヒンジにそれぞれ2つずつ取り付けられているネジを外す。
ヒンジのナットを緩める
これが今回の目的。1本指で画面が開く程度にナットを緩める。このとき、左右のトルクが均一になるように気をつける。
組み直す
逆の手順で組み立てる。裏蓋のネジを締める前に開閉を確認して、気に入らなかったらナットを微調整する。
その他
相応にリスクがある作業だと思うけど、最終的に踏み切ったのは、最近人が買ったThinkPad X390が1本指で開いているのを見て羨ましかったのがきっかけ。細かい部分ではあるけど、約3年前に購入してから地味にストレスに感じていたので解消して嬉しい。新型には惹かれるけど。
そういえば、MacBook Proを使っている友人曰く、XPS 13はヒンジがしっかりしてるのが魅力的だそうです。隣の芝は青い。